ルート概要
<日にち>
2022年7月21日~7月22日
<メンバー>
3人 みやかわ、カネコ、宮野さん
<距離・獲得標高>
距離:59.39km
獲得標高:4,429m
1日目行動時間:8時間43分
2日目行動時間:13時間41分
<コース>
1日目
6:50 姿見駅
7:50 旭岳
9:40 白雲避難小屋
11:15 忠別岳
14:23 南沼キャンプ指定地
2日目
5:36 南沼キャンプ指定地
6:40 三川台
10:17 双子池キャンプ指定地
11:40 オプタテシケ山
12:56 石垣山
15:26 十勝岳
16:23 上ホロカメトック山
18:03 十勝岳温泉凌雲閣
1日目
とりあえず1日目は、旭岳からトムラウシ山の予定。
距離や時間を考えると、もう少し進める気がしたが、この先に快適なテン場が美瑛富士までなく、流石にそこまでは行けないのでってことで、トムラウシ泊まりに。
前日に旭岳温泉のケイズハウスに宿泊。こじんまりしていたが、温泉もあるし、コインランドリーもあるし登山客にいい宿でした。
旭岳〜白雲避難小屋
旭岳ロープウェイ始発に乗って出発。
なんか怪しいガスが出ているが、なんとか旭岳は見えている。
もう20回は来ているだろう、旭岳。
流石に慣れた感じで登っていく。
そんなこんなで1時間ほどで到着。
なんも見えなかった…
旭岳なかなか天気に恵まれないな〜
お鉢方面へ下っていくが、残雪ぎっしり!
ちなみに、今回軽量化のためチェーンスパイクは置いてきた。
この判断この先どう影響するか…
お鉢についた頃ちょっとガスも晴れ、全容が見えてきた…!
何回見てもここは素晴らしい…
楽しい気持ちいいお鉢を超えて北海岳へ。
白雲方面へ進みます。
白雲の水場で補充。大雪山の水は直接飲めないため、(エキノコックス的な)浄水器を持参。
白雲の避難小屋が新しくなったということで、チラ見しに行ったら、イラストレーターの鈴木みきさんが…!
快く見学させて貰えた(^^)
感じの良い方だったし、避難小屋もきれいで泊まりたくなった〜
高根ヶ原〜トムラウシ山
白雲を超えるとエスケープが難しくなる。カミナリだけが心配だが、とりあえず大丈夫そうなので進む。
高根ヶ原は2kmくらい平らな道が続く。
雪渓にクマいないか探したが、いなかった…
ここはthe北海道みたいな雰囲気で好きだな〜
平らな区間が終ると忠別の登り。
忠別の登りは着きそうで着かない。
お花が咲いてて美しい忠別沼を登っていくと、忠別岳到着。
忠別を降りて五色へ。五色周辺はハイマツが多く、かがんで歩くところもあり。雨の後だとウェアがびちょびにょになる。
ガスってるので化雲はパスし、トムラウシを目指す。
お花畑の木道を超えると、日本庭園に。
やはりここは何回来ても美しい…
日本庭園を超えるとロックガーデンへ突入。
そもそも大岩が苦手な私と、膝術後の宮野さんは苦戦しながら進む。
難関ロックガーデンを登りきると、北沼へ。
この感じだと山頂ガスってそうなので、山頂は明日にまわし、とりあえずテン場を目指す。
行動時間8時間半ほどでトムラウシ南沼テント指定地に到着。
いいロケーションのテン場。雪解け水もこの時期ならザバザバ流れていた。
この日はここで終了。濡れた服着替えて、ストレッチして明日の長時間行動に備える。
機内モードを解除してみると、docomoは電波あり。天気予報をチェックすると、どうやらこの後夜降るらしい。
ツェルト泊で雨は初めてなので、着替えなどしっかり防水しておく。
お腹いっぱいになったらやることなく、19時ごろ就寝。
2日目
午前3時起床。なんかうっすら明るい。さすが北海道。
夜は雨だったが、あまり気にならず快眠!
宮野さんは、サイドの張り綱付け忘れ、雨で天井が落ちてきたらしい(笑)
とりあえず昨日行かなかったトムラウシ山を目指す。
眼下には最高のテン場。昨日よく見えなかったけどやっぱロケーション素晴らしい…
割と着きそうで着かない岩場を上ってトムラウシ山山頂へ!
かれこれ5回目くらいだが、まさかの山頂1回も晴れたことない…
一度テント場に戻り、朝ごはん食べて撤収。出発した頃、ようやく晴れてきた。笑
三川台〜双子池
南沼キャンプ指定地を5時半過ぎに出発。
視界もよく、絶景が広がる中…
本日の中間地点であるオプタテシケ山を確認。そして絶望。(笑)
まじか…
とりあえず一回忘れて、絶景を楽しむ。
たまにハイマツ帯になるが、ここはまだ区間が短くかわいい感じ
歩き始めて1時間ほどで三川台に到着。
まさに秘境…
三川台は秘境感が凄く、これを見るためにここまできて良かったと思える所だった。
し か し
この癒し区間は三川台で終了(笑)
ここから長い長い籔籔区間へ突入!
しかし1年前に笹はかなり駆られており、笹区間は大分歩き易くなっていた!
ありがたや〜
しかしハイマツは健在…
3人共無心で歩く。またガスったりもしてきて気分が下がるが、ここは耐えどころ。
ちなみにこの籔区間と昨日の雨で、男性陣の短パンはびちょびちょに。
私は狙ってなかったが、たまたま撥水機能の高いパンツをチョイスしており、快適だった!
たまにはやるな!私!
そこそこ順調に進んでいたが、コスマヌプリ手前で、雪渓に翻弄されて道を間違うアクシデント発生。
雪渓がびっしりあり、トラバースができない。そして道もよくわからない。(笑)
くっ… チェーンスパイク持ってくるべきだったか…!?
仕方なくハイマツ掴みながら雪渓を降りて、登り返し、最後ハイマツ帯を這い上がって登山道復帰。
数10mの通過に、30分以上費やしました。
ここで一気に疲れた〜
ここから、コスマヌプリ含む3山超えると…
見えました〜!!
遠かった〜三川台から4時間…
やっと抜けた〜!
ようやく、かがまず歩ける!
双子池で休憩。カネコは雪渓の水でアイシングしてた。
つめたくてきもちいい!
オプタテシケ山〜美瑛岳
藪と雪渓でへろへろになった我々に立ちはだかる、600mアップのオプタテシケ山。
しかもまたもや雪渓で登山道がわからない!!笑
とりあえず左側に見える半島(?)目指して登る。
アイゼンなしでどこまで登れるのか…
意外と雪が固くて少し緊張する。
割とヒヤヒヤしたが、なんとか半島まで到着。藪と岩場をつたいながら、登山道に復帰。
標高を上げていくとガスの中に。
そんなこんなで、11:51オプタテシケ山頂に到着!午前中になんとか着けて良かった〜
し か し
まさかの着いた瞬間土砂降りに!
やべー!!!
レイン上下装着し、急いで移動する。(山頂写真無い涙)
土砂降りの中、ベベツ岳を通過。
このあたりからやっとすれ違う人も出てきて、少しほっとする。
ベベツ岳の下りでナキウサギが見れたがこちらも写真撮れず涙
美瑛富士避難小屋らへんでようやく雨が止んだ。
美瑛富士を超えると、美瑛岳。標高差300m。
大きい登りはこれで最後!
ラスト無理せず頑張ろ〜
この登り
各々で行こうぜ
!?
そう言って一人でぶっ飛ばし始めたカネコ。
そんなこと言われて、後ろでのんびり登るわけにもいかない。
藪とオプタテの登りでボロボロなのに、何故か美瑛岳タイムトライアルが始まった…
何故今―っ!?
十勝岳〜凌雲閣
そんなこんなで、全ての力を出し切り、美瑛岳分岐到着。笑
最早誰も何も残っていない・・・ぐだぐだな感じで十勝岳へ向かう。
美瑛岳〜十勝岳も昔歩いたことがあり、全然アップダウンがないと記憶していた。
十勝岳手前は、火山灰か火砕流かなんなのか、砂のようになっており足が取られる。
ちょっとした登りでもヒーヒー言いながら歩いていく。
牛歩で歩き続け…
15:30今旅3つ目の100名山
十勝岳!到着!!
しかし何故か異常にここだけ虫が多く、写真一枚撮ってすぐ後にする。
今回の目的に十勝岳には到着したが、宿を十勝岳温泉にとってるため、もうひとつ上ホロカメットク山を超えなければならない。
標高差100mの登りに悲鳴あげながら登る。
そして…
後は凌雲閣に下るだけ。
足もボロボロで全然急げず、だらだら下っていくと…
最後の最後に富良野岳側が晴れた!
当初の予定では、富良野岳まで…と思っていたが、凌雲閣の夜ご飯に間に合わなくなりそうなので(てか体力的にもうムリなので)パス。
行けなかったけど、最後にきれいな山容を見れて良かった〜
最後に立派な火口を眺めて、下りきりました。
大好きな北海道で、こんなに長く変化のあるトレイルを歩けて幸せでした。
三川台〜双子池区間以外は(笑)毎年でも行きたいくらい良いコース!
個人的には三川台が一番印象深かった…。なかなか行きたくても行けないが、あそこはまた行きたいな〜
この日のビールが意味わかんないくらい美味しかった・・・
山行イラスト
この山行の様子をイラストにしました!
こちらからご覧ください〜!
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